2007年6月26日火曜日
Helmut Berger
Helmut Berger、Visconti映画には欠かせない存在であり、大好きな俳優の一人である。容易には近付けないオーラを放っている。美しい男とはこういう人を指すのだと納得させられてしまう。
黒澤明は映画は映画における脚本の重要性について、どんなにキャストがよくても、脚本である程度、決まってしまうといったようなことを発言しているが、一理あると思うのだが、この俳優のこの役を見るために存在する映画というものもある。Bergerの役を他の俳優がやることは考えられない。
退廃的な雰囲気を醸し出し、殺気だったものを感じさせ、倒錯したキャラクターを演じさせたら、彼の右に出る者はいない。そしてなお彼は気品を感じさせるのだ。Alain Deronが決して纏うことのなかった気品を。
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